「4月8日は花祭り。その日私は小学校から帰ると、弟に急き立てられて観音様へかけだした。かっぽれ、かっぽれ、甘茶でかっぽれ。…」
毎年,4月8日になると,ふと思い出すフレーズです。
小学生の頃,国語の教科書に掲載されていた『パン屋のしろちゃん』の冒頭だったように記憶しています。
花祭り?甘茶?かっぽれ???
意味もわからずに,何度も諳誦していた記憶があります。宿題だったような気もします。
言葉の面白さや,当時の情景とともにいまだにこの冒頭だけははっきりと覚えています。
読書の面白さに目覚めさせてくれたきっかけの一つだったかもしれません。
現在,歴史的な災害で子どもたちも日常を大きく制限されています。
新しい教科書を読むだけでも十分に勉強になります。
どこまで読めるか,何回読めるか,やってみて欲しいです。